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収入合算ローン(連帯保証型)とは?ペアローンとの違い

  • 執筆者の写真: 根本 寛朗
    根本 寛朗
  • 10 分前
  • 読了時間: 3分

住宅購入

前回は、住宅ローンの組み方の一つである「ペアローン」について解説しました。今回はもう一つの選択肢である「収入合算(連帯保証型)」について見ていきます。

収入合算(連帯保証型)とは、夫婦のうち1人が主債務者となって住宅ローンを組み、もう1人の収入を合算して借入可能額を増やす方法です。合算者は「連帯保証人」となり、主債務者が返済できなくなった場合には、代わりに返済する法的義務を負います。

なお、収入合算には「連帯保証型」と「連帯債務型」の2種類がありますが、今回は一般的な連帯保証型について解説します。



■ペアローンとの違い


ペアローンは夫婦それぞれが主債務者として別々に住宅ローンを組みますが、収入合算の場合はローン契約が1本のみになります。

そのため、契約手続きや諸費用は比較的シンプルになる傾向があります。

一方で、団体信用生命保険(団信)の保障対象や住宅ローン控除は、原則として主債務者のみとなります。ペアローンのように、夫婦双方が団信に加入したり、それぞれが住宅ローン控除を受けたりできるわけではありません。



■メリット


収入合算ローンには、次のようなメリットがあります。


・単独ローンよりも借入可能額が増える

・契約が1本のため管理しやすい

・諸費用が抑えられる場合がある


住宅価格が上昇している現在では、単独収入だけでは希望する物件に手が届かないケースも増えています。そのため、収入合算は現実的な選択肢として検討されることが多い方法です。



■デメリット・注意点


一方で、収入合算には注意しておきたい点もあります。

・連帯保証人にも法的な返済義務がある・合算者に万一があってもローン残債はなくならない・将来の離職や収入減の影響を受けやすい・離婚時も連帯保証の義務は原則として残る

特に見落とされがちなのが、連帯保証の責任の重さです。主債務者が返済できなくなった場合、連帯保証人には同等の返済義務が発生します。



■離婚時のリスク


仮に離婚した場合でも、「家に住んでいない側」であっても連帯保証人である限り返済義務は残ります。

関係性が変わっても、住宅ローン契約が自動的に解消されることはありません。そのため、借り換えや保証関係の解消を検討する必要が出てきますが、金融機関の審査によっては対応が難しいケースもあります。



■住宅ローンは“人生設計”で考える


住宅ローン選びでは、「今いくら借りられるか」だけで判断してしまいがちです。


しかし実際には、


・出産や育児

・転職や働き方の変化

・収入バランスの変化


といったライフイベントによって、家計の状況は大きく変わる可能性があります。

住宅ローン選びでは、“今の最適”だけでなく、将来の変化に耐えられるかという視点が重要です。

それぞれのご家庭に合った形を見極め、後悔のない選択をしていきましょう。

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