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住宅ローンの団信、どこまで保障を付けるべき?

  • 執筆者の写真: 菅沼 誠紘
    菅沼 誠紘
  • 10 時間前
  • 読了時間: 2分
住宅ローンの団信、どこまで保障を付けるべき?

住宅ローンを組む際、多くの方が悩むのが「団体信用生命保険(団信)」をどこまで充実させるべきかという点です。


一般団信に加え、3大疾病保障や介護保障付き団信など選択肢は増えています。しかし、保障を手厚くするほど住宅ローン金利は上乗せされるため、「とりあえず安心だから付ける」という考え方はおすすめできません。


まず一般団信は、契約者が死亡または高度障害状態になった場合に住宅ローン残高が完済される保障です。多くの方にとって、まずはこの保障が住宅ローンの基本となります。


一方で、3大疾病団信は、がん・急性心筋梗塞・脳卒中など所定の状態になった場合に住宅ローン残高がゼロになる仕組みです。介護保障付き団信も同様に、所定の介護状態になった際にローン返済が不要になります。


ここで考えたいのは、「その保障のためにいくら支払うのか」という視点です。


例えば5,000万円の住宅ローンを組み、3大疾病団信によって金利が0.2%上乗せされる場合、返済期間全体では数百万円の負担増になることもあります。つまり、保障を追加するということは、その分の保険料を長期間支払うことと同じなのです。


では、どのような方が手厚い団信を検討すべきでしょうか。


貯蓄が少ない方、子どもがまだ小さい方、共働き収入への依存度が高い方などは、病気による収入減少が家計へ大きな影響を与える可能性があります。そのようなご家庭では、3大疾病団信の価値は高いでしょう。


一方で、十分な金融資産がある方や、勤務先の福利厚生が充実している方、NISAなどで資産形成が進んでいる方は、金利上乗せを避け、その分を資産運用に回した方が合理的な場合もあります。


また、介護保障についても同じ考え方が必要です。介護状態になった際に困るのは住宅ローンだけではなく、生活費や介護費用も発生します。そのため、団信だけで備えるのではなく、民間の介護保険や就業不能保険と比較しながら検討することも重要です。


団信選びで大切なのは、「保障が多いほど良い」という考え方ではありません。自分たちの家計にとって、本当に必要な保障なのかを見極めることです。


3大疾病団信や介護保障が必要かどうかは、商品比較だけでは判断できません。ご家庭ごとの収入、貯蓄、将来の教育費や老後資金を整理したライフプランを作成することで、「どこまで保障が必要なのか」が見えてきます。


住宅ローンは人生で最も大きな借り入れだからこそ、金利や保障内容だけでなく、ライフプラン全体を踏まえて選択することが、後悔しない住宅購入につながります。


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