「生前贈与」と「相続」どっちがお得?損しないための基本のキ
- 戸田 悠介

- 7月12日
- 読了時間: 2分

「将来、子どもに資産を残したいけれど、税金でたくさん取られるのはイヤだな……」
そう考えて、「今のうちに100万円ずつでも渡しておいた(生前贈与した)方がいいのかな?」と悩む方はとても多いです。
では、生きているうちにあげる「生前贈与」と、亡くなった後に引き継ぐ「相続」、どちらがお得なのでしょうか?
結論から言うと、「その人の財産の総額や、家族構成によって全く違う」というのが答えです。
「えっ、それじゃ分からないよ!」と思うかもしれませんが、
まずは次のシンプルな判断基準を知ることから始めてみましょう。
カギを握るのは「基礎控除」
実は、日本の税金は「相続」のときの方が、
税金がかからない枠(基礎控除)が大きく設定されています。
具体的には、「3,000万円 +(600万円 × 法定相続人の数)」という計算式で、
税金がかからない枠が決まります。
例えば、残される家族が「奥さんと子ども2人」の計3人の場合、
4,800万円までは相続税が1円もかかりません。
つまり、家や貯金をすべて合わせてもこの金額を超えないのであれば、
あわてて生前贈与をしなくても、将来の相続税はないことになります。
そもそも「どっちが得か」を悩む必要はないのです。
「生前贈与」が 活躍するケースとは?
では、どんな人が生前贈与を考えると得をするのでしょうか。
それは、「先ほどの枠(基礎控除)を確実に超える財産がある人」です。
財産が多い人の場合、生きているうちに少しずつ財産を子どもや孫に移していくことで、
将来の相続税を減らすことができます。
年間110万円までなら贈与税がかからない仕組み(暦年贈与)などを上手に使うのが王道です。
ただし、注意点がひとつ。国のルールが変わり、「亡くなる前7年以内」に贈与されたお金は、相続税の計算に戻されてしまうことになりました。
つまり、生前贈与でお得に税金を減らすなら、「元気なうちから、時間をかけてコツコツ進める」ことが絶対条件になります。
まとめ:まずは「うちの財産」を知ることから
「生前贈与がお得!」という噂だけで手続きに飛びつくと、かえって高い贈与税を払う羽目になったり、手続きの手間だけが増えたりして損をしてしまうこともあります。
まずは「うちの財産は、合計するといくらくらいになるのかな?」と、ざっくり書き出してみることから始めてみませんか




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